蝉が鳴く鳴く

ツクツクボウシの独り言

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時の流れ

秋の空が広がっている。
凛とした雰囲気もあり、柔とした心地もあり。
日が沈む時間が早くなり、それはある種の寂しさを感じさせる。

四季が巡り、そして年月が過ぎていく。
そんな時の流れの中に私たちは生きている。
それに逆らうことはできない。

私たちは大きな流れの中で生きている。
人類が誕生したときから。あるいはそれよりずっと前から。
そしてこれからも。

狩猟をし、移動生活をおくっていた昔。その後、農業や家畜を飼うことを覚え、定住し、人口が増え、道具を使い、言葉を操るようになった。人類の誕生から考えると、とてつもない時間をかけて、人類は進歩してきた。
そして産業革命という人類の歴史においてはつい最近の出来事から、私たちの生活は大きく変わり、近代化が進み、今という現代に生きている。
ライオンに襲われることもなく、病気はある程度治すことができ、文化的に充実し、リクリエーションを楽しめる。

その代わり、私たちはストレスの中に生きている。
いい生活がしたい。お金が欲しい。人といい関係でいたい。社会に認められたい。
すごいスピードでの変化にも対応しなくてはならない。

それでも、陽はのぼり、月が輝き、四季は巡る。

毎日を大切に、充実させて、前を向き成長しながら、心地よく、皆と一緒に、生きたい。
それがすべてなのかもしれない。

ツクツクボウシ拝

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