冬の風物詩「こたつ」にも酸化亜鉛?
寒さもひとしお身に沁みるころとなり、2021年も残すところあとわずかとなりました。
さて突然ですが、皆さんは冬の風物詩と言えば何を思い浮かべますか?
お鍋ですとか、雪、クリスマス、ホッカイロなどなどいろいろありますが、
あるランキングによると、冬を連想するもの第一位は「こたつ」だそうです。
こたつ、いいですよね。
お鍋して、みかん食べて、テレビを見てダラダラして、時には寝落ちして。
想像するだけでほっこりします。
さて今回は、そんな日本人の冬の心のよりどころ(?)「こたつ」にも使われるふとん、大きく言えば「繊維製品」、にもわたしたちの製品である酸化亜鉛が使用されている、というお話です。
繊維を使った製品といえば洋服やハンカチ、椅子やソファのシートといった身近な物を含め、衣類・機械・建築・医療・衛生・食品関連などなど、挙げればきりがないくらい存在します。
そして繊維の持つ役割ももちろん様々ですが、そのひとつに抗菌消臭効果があります。
最近ですと新型コロナへの対処から抗ウィルス性能なども求められていますが、実は酸化亜鉛にも抗菌消臭・抗ウィルス効果が認められており、繊維に加工されていたりします。
酸化亜鉛は新型コロナウィルスへの効果も実証されており、あらためて注目を浴びていたりするのです。
普段なにげなく着ている衣服や使っているタオル、安全のためのシートベルト、はたまた赤ちゃんのおむつや、お茶パックなどなど、皆さんのすぐそこにも酸化亜鉛が存在している、かもしれません。
決して表には出てきませんが、実はウィルスや菌と戦っているのです、酸化亜鉛。
余談ですが、近年こたつのある家の数は右肩下がりだそうです。
理由は様々なようですが、その一つは汚れやすい・臭いやすい、とのこと。
きっと酸化亜鉛がどうにかしてくれるかもしれませんね。
こんなはなしをしているとこたつが恋しくなりましたので、今年は物置から引っ張り出してこようかと思います。
この年末年始はこたつでしっぽり過ごすことにします。