調達ポリシー

Procurement Policy

調達ポリシー

地球環境は地球温暖化による海面上昇や異常気象、人間による開発活動がもたらす自然破壊、資源の過剰な消費に伴う資源の枯渇、廃棄物処理の課題、さまざまな問題が重なり、ますます深刻化しています。こうした背景を受け、企業にはこれまで以上に環境に配慮した、持続可能な事業活動への取り組みが求められるようになってきております。
わたしたちは「モノづくり」を通じて、「しあわせ循環社会」の実現を使命と考えています。地球規模で求められる環境に配慮した、持続可能な事業活動への取り組みに向けて もまた、当事者意識を持ち、「当社の技術」を持って、チャレンジいたします。
さらに、地球規模で求められる活動につき、私たちのお取引先様に対しても十分にご理解をいただき、実践してもらえるように努めてまいります。

また、個々人が自ら向上心を持ち自己の成長を楽しく感じることができる充実した仕事ライフが実現できれば、そのこと自体がしあわせ循環であると同時に、個々人の生活にも好循環をもたらすと考えています。

個人の成長と会社の成長が循環するような仕組み、それが「成長循環システム」です。

調達ポリシーの基本方針

  • 持続可能で循環型の社会実現に貢献する資源調達を行う
  • 気候変動対策への貢献(CO₂削減、省エネルギー)
  • 倫理的で透明性ある企業間取引を基本とする
  • 改善と連携を通じてパートナーシップを構築する
  • 第三者評価機関による評価の活用

調達ポリシー5つの柱

1リサイクル資源の活用

リサイクル原料や副産物由来の原料を積極的に採用し、品質と安定供給の両立を重視したパートナーとの長期的な関係構築を目指します。
パートナーとは品質維持や供給安定性に関する協力関係を築き、長期的な信頼関係を構築します。

2低炭素・省エネルギー調達の推進

調達に伴うCO₂排出量やエネルギー使用量を重視し、省エネ化、再生可能エネルギーの活用、輸送効率の向上(モーダルシフト等)を含め、環境負荷の少ない調達方法を追求します。
ライフサイクル視点で環境負荷の少ない原料を評価し、環境配慮に積極的なサプライヤーとの連携を推進します。

3コンプライアンス

私たちはすべての取引先に対して公平で誠実な態度で臨み、透明性のある選定・契約プロセスを徹底します。優越的地位の濫用を排し、賄賂・接待等の不正を排除し、法令および社会的規範を遵守した調達活動を行います。
そのため新規のお取引先とは、アセスメントツールによる評価を実施、ハイリスクでない事を確認してから取引を開始いたします。既存のお取引先様とは、定期的にアセスメントツールで確認を行います。
また以下の点を特に重視します。

紛争鉱物の不使用
人権侵害や武装勢力の資金源となる恐れのある「紛争鉱物」(タンタル・錫・タングステン・金など)を含む原料は使用しません。また、調達先にもコンフリクトフリーの体制整備を求めます。

若年層の不法労働の排除
ILO 条約等に基づき、18 歳未満の危険有害労働を一切認めず、児童労働の排除を求めます。
倫理的かつ安全な労働環境を維持しているかどうかを、調達先選定時の重要な判断基準とします。
情報開示や取引条件の明確化を通じ、健全で信頼性の高いパートナーシップを構築します。

4持続可能なサプライチェーンの構築

調達は単なる取引ではなく、環境・社会課題にともに取り組むパートナーシップと位置付けています。
当社はサプライヤーと環境方針を共有し、教育・協働・情報交換を通じて持続可能性の向上を目指します。
強靭で柔軟性のあるサプライチェーンを築くことにより、リスク低減と競争力の両立を図ります。

5第三者評価機関による評価の活用

私たちは、私たち自身の活動を第三者評価機関に評価いただくことで活動の達成度を確認します。
評価は、お取引先様へ開示することによって、当社への信頼を高めるだけでなく、より多くのお取引様に地球規模で求められる活動について、ご理解いただけると考えております。

今後の取り組み

この調達ポリシーは、ハクスイテック・グループの調達活動における基本方針であり、 社会環境や国際的要請の変化を的確に捉え、持続可能な社会の実現に寄与するため、今 後も定期的な見直しと改善を継続し、都度、お取引先様と共有してまいります。

2025年4月 制定
バージョン:J-1.0