― 未来につなぐ ―
こどもハクスイ
古くから抗菌特性をもった材料として様々な用途に使用されてきた酸化亜鉛。
お洋服やタオルなんかに使われる繊維や、身近な塗料、食品用フィルムなどなど、いろんなものに活用されているんだよ。
大腸菌、黄色ブドウ球菌、枯草菌、鳥インフルエンザ、モラクセラ菌などに対し、抗菌材料としてよく使用される銀系材料と比べても負けず劣らずいい感じです。
「燃料電池自動車(FCV)」は、水素と酸素の化学反応で電気エネルギーで走る次世代エネルギーのくるまです。ガソリンよりもずっとクリーンでエコ。
でも水素は、とっても大きなエネルギーをもっているので、爆発なんかしたら大変。そこでちょっとでも水素がもれたらすぐに知らせてもらわないとダメなんだ。
そこで登場したのが、酸化亜鉛を使った「酸化亜鉛薄膜水素漏れ高感度センサー」!
今までのセンサーは、プラチナとかが必要で、とっても高価だったんだけど、酸化亜鉛を使ってこのセンサーを作ることができるようになったんだ!酸化亜鉛はとっても身近で安価な材料。製造コストはなんと10分の1になったんだ!すごいね。
※「酸化亜鉛薄膜水素漏れ高感度センサー」は、
高知工科大学山本哲也教授とハクスイテック株式会社の共同開発。
陶器の表面のガラスのような部分、キラキラしてキレイですね。陶器を作るには、まず形をつくって素焼 きします。そして焼き上がったらその上に、うわぐすりと呼ばれるものをつけて、 本焼きをします。うわぐすりの中の成分が、大きな結晶になるものを結晶釉 といいます。そのなかの代表的な一つが、「亜鉛釉」なんです。酸化亜鉛は亜鉛華とも呼ばれるように華のような結晶構造をしています。 亜鉛釉は華を確認することができます。 それにしても、このキレイな 模様を作り出せる職人さんは、すごいですね。
皆が持ってるゲーム機やスマホ、今大注目 のドローンや電気自動車のバッテリーも、電気を使うよね。電気が流れると、その中を流れている電子がぶつかり合って熱が発生します。 ゲームを長時間プレイしている時にゲーム機が熱くなったことはないでしょうか?電気を使う物は基本的に全て熱を発生させるんです。 最近はそういう製品がどんどん小さくなったり、一度にたくさんの電気をつかったりして、もっと多くの熱を発生させています!この熱のせいで物が壊れやすくなったり、長く使えなくなったりする。だから、発生した熱を早く冷ます工夫がものすっごく大事。 そこで大切な役割を果たすのが「酸化亜鉛 」! 酸化亜鉛 は熱を伝えやすい物質だから、電気を使う製品の中に入ることで、発生した熱を外へ逃がしてくれるんです。 時代が進化していってもずっと役立つ酸化亜鉛!