HAKUSUI COLUMN

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田舎の猫と町の猫

私の家には、二匹の保護猫さんが暮らしています。

8年前に出会った猫さんは、町中の郵便ポスト脇にいて母猫にはぐれたようで、
たまたま通りかかった妻に自分からすり寄ってきました。激しい夕立の後でした。
4年前に出会った二匹目の猫さんは、田舎の工場の敷地に迷い込み人にとても怯えていました。
夏のとても暑い日でした。

町の猫さんはお腹がすくとゴミ袋の端を食み、田舎の猫さんは葉っぱを食み、
それぞれの生い立ちに倣ったアピールをしてご飯を催促してくれます。
ご飯を催促できる猫は幸せだそうです。

確かに、田舎の猫さんは家に来た頃は人影に怯え催促どころか隠れてご飯を食べていました。
反対に、町の猫さんは田舎の猫さんよりも小さな頃に母猫からはぐれているようで
人を警戒することを知らなく、真っ直ぐにご飯を催促してくれます。
ただ、餓えた記憶が強いのかとても食いしん坊です。耳の不自由な猫です。

町の猫さんは猫よりも人好きで、
田舎の猫さんは人よりも猫好きで正反対な二匹ですが
ご飯を催促するタイミングは不思議にいつも同じで、毎日二匹でタッグを組んできます。

二匹と暮らすようになって、いろいろな猫を取り巻く環境をこれまでより気にするようになり、
人が作った原因で不幸な猫たちがたくさんいるということ知りました。
たぶん、家の二匹の猫さんを幸せにする努力はできていると思います。
そう努力できているのは、二匹の猫さんが私を幸せしてくれているからです。

間違いなく、幸せの循環がここにあり、
途切れさせることなく幸せの循環を外へと広げていきたいです。

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