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クリーンルームの塗料にも酸化亜鉛

コロナ禍の影響によるオンラインシフトや巣籠もり需要の追い風を受けて、
世界中で半導体不足が起こっています。

自動車メーカーでは半導体不足のために生産に影響が出ており、
最近では家電なども電子化が進んでいるので、世界的に今後も半導体不足は続くとのことです。

そんな半導体は“クリーンルーム”という特殊な空間で製造されています。

温度、湿度を快適な状態にして、
外からのゴミが進入しないように室圧を制御した特殊な空間が必須条件になります。
クリーンルームの床には帯電防止床塗料という特殊な塗料が使われており、
静電気を地面に逃がして静電気の発生を防止しています。

この帯電防止床塗料のおかげで、静電気による不具合を防いだり、
静電気による引火などを防止したり重要な役割を果たしています。
ICチップなどの電子部品は見た目では不良品を見分けるのが難しく、
万が一静電気で不具合が起こっていると大事故につながります。

実は多くの帯電防止床塗料にハクスイテックの酸化亜鉛(導電性酸化亜鉛)が採用されています。
今みなさんが使っているスマホやパソコンの中の半導体も、
私たちの酸化亜鉛が入った塗料で塗装されたクリーンルームで生まれているかも?

汎用品である酸化亜鉛に新たな機能を加えて付加価値を与えることも、私たちの役割なのです。
古くて新しい材料と言われる酸化亜鉛。日々進化を続けています。

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