自分を知る
人間ってだれでも自分が一番正しい、一番普通、と思っている(のではないだろうか)。
蝉はどうだろう?自分は一番正しいと思っているか。それより「正しい」っていう概念がないだろうな。では「正しい」ってなんなんだろう?
「正しい」ということが免罪符になることがある。「正しい」がすべてに優先したり、「正しい」から許されたり。
なんだかとってもばからしい(と感じてしまう)。
自分のことをどれだけ知っているだろう?
自分のことなんだから、全部知っているさ!
さて、本当だろうか・・・
実は自分が知らない自分という領域も結構大きい、と言われている。
自分は引っ込み思案だし~、と思っていたが、実は今では生徒会長として頑張っていたり。
自分はとても仕事が早い、と思っていても、周りの人はもっと早く仕事をこなしていたり。
自分はマラソンなんかできない、と思っていたのに、今ではトライアスロンをやっていたり。
自分は人づきあいは上手だ、と思っているが、実は周りの人から避けられていたり。
知らない自分をもっと知ることができれば、どんどん新しい未来が開けるかもしれない。
知らない自分に気づくことができれば、もっと自分を磨くことができるかもしれない。
知らないから、時に自分が正しいと信じ込み、傲慢になることもある。
知らないから、私にはできないと自分で自分に足かせをはめ、未来の選択肢を狭めているかも。
知らないから、自分が他人に与える影響に思いを馳せることもできない。
ほかの人をどうこう言う前に、自分を見つめなおしてみる。
うん、大事なように思う。
自分を見つめる。
自分をしっかり見る。
自分を客観的に見てみる。
そう、傲慢にならないために。
そう、変な文句をつぶやかないように。
そう、謙虚であり続けるために。
蝉は自分のことを知っているだろうか。
知らなくてもいいのであれば、それはそれでいい人生なのかもしれない。
ツクツクボウシ拝