流れ
青空に少し厚めの雲が漂うようになってきた。
梅雨のど真ん中のいいお天気。
あいかわらずウグイスが陽気を楽しんでいる。
今朝、日経新聞を読んだ。
ある投信の会社が全面広告を出していた。
「今だけ、金だけ、自分だけ」が本望か!、というタイトルで。
――
短期金融資本主義が行き過ぎて、経済的格差や階層の固定化が社会問題となっている。
ところが人はいざ「投資、儲け、利益」となると倫理観は吹き飛んでしまう。
「今だけ、金だけ、自分だけ」になってしまう。
――
と。
イギリスの元首相であるチャーチルはいくつもの名言を残している。
「資本主義の欠点は、幸運を不平等に分配してしまうことだ。社会主義の長所は、不幸を平等に分配することだ。」
この言葉の解説はやめよう。
時代の流れは変わってきている。それを肌で感じている。
経済学、政治学、社会学、哲学を総動員するときが今なのではないだろうか。
それは「誰か」ではなく「私たちが」。
人類と歴史の流れを感じ、今日の青空のように心を広く清くもち、焦らず、しっかり周りを見て、考え抜いて、お天道様に見られて恥ずかしくないように、一歩一歩、道なき道を踏み歩くこと。それが私たちにできること。
山の稜線が青空に映えて、とても美しい。
ツクツクボウシ拝