オペルクリカリアパキプス
オペルクリカリアパキプスと聞いて、あー、マダガスカルのコーデックスのパキプスね~、と言える人は相当マニアックな方かもしれません。
オペルクリカリアパキプスというのは簡単に言うと植物の名前ですね。コーデックスは日本語で言う塊根植物のことで、ポピュラーなところではバオバブの木なんかがそこに含まれます。ボンっと幹があって、てっぺんに短い枝が可愛く広がっている、そんなイメージでしょうか。
日本では多肉植物なども人気ですが、いま観葉植物で一部のマニアから圧倒的に(?)支持されているのはこの塊根植物で、特にパキプスはファンが多いようです。
パキプスは大きいものでも幹の直径20センチくらい、高さもせいぜい1メートルくらいなんですが、樹齢は100年くらいあるんです。長い年月をかけてじっくり形成された幹のボコボコ感や、そのいかつい幹に比べて小ぶりな枝や葉が人気たる所以です。
わたしもその魅力に取りつかれ昨年樹齢2年のパキプスを買いました。仮に80歳まで生きるとしてあと40年、じっくり愛情をもって育てていこうと思います。
”年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず”という詩がありますね。
少し意味合いは違いますが、一緒に見る人も自分自身も変わっていくかもしれないけども、その時々の植物の美しさを愛でていきたい。春になって新たな葉が生えてきたパキプスを見て、ふとそんなことを思った次第です。