母は偉大なり
先日、新型コロナウィルスのPCR検査を受けました。この2年ほどで6,7回の受検ですが、何れも陰性。
子供の頃に多くの人が罹る麻疹、おたふく風邪、水疱瘡、といった感染症。大人になってからでは体への負担が大きいから、と、兄や弟が罹っている時に同じ布団で寝かされたり、同じ箸でご飯を食べさせられたりしましたが、何の発症気配もなく過ごしてきました。
母が勝手に予約した病院で、高校を卒業する時に半ば強制的にそれら感染症のワクチン接種を受けさせられましたが、大病もなく還暦を目前としている今となっては、少々パワハラチックだった母の対応に感謝の気持ちで一杯です!
「うちには残してやれるような財産もないし、せめてお医者さんには世話にならんで済むよう、次男のお前は丈夫な体で産んどいた。」小さい頃から母によく言われたセリフです。
大学2回生の時、「単位がラクに貰えるらしい」との噂を頼りに、担当教授が募集した「唾液の殺菌力を検証」する実験に参加しました。報告会で「一般的な成人男性の7倍相当の殺菌力保有者」と、突然壇上に呼ばれました。母のセリフに医科学的?な根拠の裏付けが実証された瞬間です。
仲間と飲み明かしたり、家族と外食を楽しんだり、お盆に懐かしい顔を合わせたり、いつもの日常が意図せず崩れて、初めて当たり前の大切さ、有難さに気付くとは情けない限りです。
以前のように、ささやかな幸せを沢山感じられるよう、先ずは「健康第一」の生活を実践している今日この頃です。